ファームウェアの書き込みができない場合、まずはProMicroをキーボードから取り外した状態で書き込みしてみてください。リセットボタンを押す代わりに、RSTとGNDをピンセット等でショートさせることでリセットできます。
ProMicroのみの状態なら書き込みができる場合
以下のような原因で動かないことがあります。
・ProMicoの差し込む位置が間違っている
取扱説明書をよく見て、指定の位置にProMicroを差し込んでください。例えばHelixの場合、表から見て四角で囲まれている方(裏から見ると四角で囲われていない方)の列に差し込みます。
・ProMicroの表裏が間違っている
ProMicroの部品がついている面を裏に実装するキーボードと表に実装するキーボードがあります。取扱説明書をよく読み、間違えていないか確認しましょう。
↓部品面が裏の例(Helix)
↓部品面が表の例(casset42)
・LEDの実装向きの間違い・ショート
表面実装LEDは、向きを間違えるとショートしてしまい、書き込みができなくなる場合があります。取扱説明書をよく読み正しい取り付け方を確認した上で、実装したLEDの向きを全て確認してください。また、4箇所のはんだにくっついてショートしてしまっている部分がないか確かめてください。
↓例として、Helixでは左上の丸い印に一番大きな銀色のパッドが同じ位置になる向きで合わせます。
・ProMicoのはんだ付け不良によるショート
ProMicroとピンヘッダのはんだ付けでくっついてしまっている部分(ショートしている部分)がないか確認してください。特にVCC、GND周辺に注意してください。
↓適切なはんだ付け後のProMicro
ProMicroのみの状態で書き込みができない場合
・QMK Toolboxを利用している場合、最新のバージョンにしてください。
・ProMicroの種類(スイッチサイエンス版やQwiic Pro Micro等)によっては書き込み開始のリセットが2回押しの場合があります。該当する場合は素早く2回リセットを押してください。
・ISPフラッシュを試す
以下のようなエラーが出る場合、EEPROMをリセットしてください。
avrdude: butterfly_recv(): programmer is not responding
avrdude: butterfly_recv(): programmer is not responding
avrdude: verification error, first mismatch at byte 0x002a
0x2b != 0x75
avrdude: verification error; content mismatch
avrdude: verification error; content mismatch
QMK Toolboxの左下の Clear EEPROMでリセットができます。
・ProMicroの初期不良
まれにProMicroの初期不良の場合があります。ProMicro単体で接続してもLEDが光らない場合等はProMicroを交換してください。遊舎工房で購入したものの場合交換が可能な場合がありますのでお問い合わせください。
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